10月1日から10月5日までの期間、改装のため睛工堂、業両店舗ともお休みをいただきます。
また9月30日は準備作業のため閉店時間を19時とさせていただきますのでご理解、ご協力のほど宜しくお願いいたします。
4年目を迎える「睛工堂」。
これもスタッフ、お取引様のご協力は素より、沢山のお客様とのご縁があったことに他なりません。深く御礼申し上げます。
眼鏡というアイテムもファッション性を含む立ち位置になり今まで以上に楽しめるようになった反面、量販体制が加速し、眼鏡産地の鯖江では伝承の技術が失われつつあります。
「もの作りの日本」
今や様々な分野で失われつつあるのではないでしょうか。それは語り部であるべき私たち小売店の責任でもあります。
古い眼鏡には随所にクラフトマンシップを感じることができます。手作りの温かみとデザインや素材、デザイナーの遊び心。
今やほとんど機械製、よりコストの掛からない簡易的な技法へと移り変わっています。「手間」ではなく生産量、コストダウンに移行し始めております。
眼鏡の歴史を紐解くと聖職者から始まり富裕層が掛けていたという背景があります。特に富裕層には眼鏡はステータスであり高価なものでした。だからこそ眼鏡職人は「手間」を惜しまず良質な眼鏡を作ることができたのです。
時代とともに眼鏡の立ち位置が変わり、中国生産、継承者不足と様々な要因で失われている伝統技術。
そんな中でも小さい工場で今なお伝統技術でやられておられる職人さんもいらっしゃいます。
ヴィンテージという昔の良質な眼鏡、そして今なお続く職人の良質な眼鏡を実際ご体感いただく場所、眼鏡屋ではなく「眼鏡専門店」として当店を築き上げれればと考えております。
今後とも引き続きご愛顧のほど宜しくお願いいたします。
10月6日オープン時にはNEW BRANDを引っ提げて、皆さまのご来店をお待ちしております。
睛工堂 橋本雄介